仮想通貨週報|BTCは8万ドル定着ならず、ZECは一時1,200ドル突破【2026年9月13日版】

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こんにちは、green_bambooです。

今週もBTC・ETH・ZECを中心に、2026年9月6日〜12日の仮想通貨市場を振り返ります☕

今週、自分が一番気になったのは、

「ZECは一気に上がったのに、BTCはどうして8万ドルを守れなかったんだろう?」

ということでした。

チャートだけ見ると、BTCは下落、ETHは少し上昇、ZECは大きく上昇。

同じ仮想通貨なのに、かなりバラバラです。

でもETFのお金の流れと、アメリカの物価を並べて見ると、少し筋道が見えてきました。

ひとことで言うと、今週は「ZECの勢いが目立つ一方、BTCはETF流出と金利警戒に押された週」だったかなと思います。

それでは今週も、コーヒー片手に見ていきましょう☕


今週の仮想通貨市場まとめ

価格は9月6日00:00 UTCの始値と、9月12日23:59 UTCの終値を比較しています。

日本時間では、9月6日9:00〜9月13日8:59です。

銘柄週初週末週間騰落率ひとこと
Bitcoin(BTC)約79,880ドル約77,260ドル約-3.3%ETF流出で8万ドル定着ならず。
残念・・・
Ethereum(ETH)約2,481ドル約2,526ドル約+1.8%ETFは週間流入でBTCより底堅い
Zcash(ZEC)約1,025ドル約1,156ドル+12.77%一時約1,293ドルまで上昇
上がったな〜

今週は銘柄によって、かなり値動きが分かれました。

BTCは下落した一方、ETHは小幅上昇。

そしてZECは週間で約13%上昇しました。

「仮想通貨が上がった・下がった」とひとまとめにするだけでは、今週は分かりにくい相場だったと思います。

ZECは上がりましたが、それ以外のアルトコインは比較的下がる方向へ動いていましたね。


Bitcoin(BTC):8万ドルを維持できず

BTCは週初の約79,880ドルから、週末には約77,260ドルへ。

70,000ドル = 約1,085万円
80,000ドル = 約1,240万円

週間では約3.3%の下落となりました。

週の高値は約80,300ドル。

8万ドルを超える場面はありましたが、そのまま上へ抜けることはできませんでした。

一方、安値は約76,030ドルです。

今のところ、76,000ドル付近が下値、80,000ドル付近が上値として意識されているように見えます。

BTC ETFは4営業日すべて純流出

今週のBTCを見るうえで、かなり気になったのが現物ETFです。

9月8〜11日の4営業日すべてで純流出。

週間合計では、

約4億6,270万ドルの純流出

となりました。

特に9月10日は約2億8,270万ドルの流出です。

先週まではETFへの大きな資金流入がBTCを支えていました。

それが今週は逆方向に動いています。

もちろん、

「ETFから4.6億ドル出たから、その分だけBTCが下がった」

という単純な話ではありません。

ただ、大きな買いの受け皿だったETFから資金が抜け続けたことは、BTCが8万ドルを維持できなかった理由の一つとして見ておきたいです。


CPI・PPIもBTCには逆風

ETFだけではありません。

今週は、アメリカの物価指標もBTCにとって少し重い内容でした。

8月のCPIは、

  • 前月比 +0.4%
  • 前年比 +3.4%
    でした。

PPIも、

  • 前月比 +0.4%
  • 前年比 +5.4%

となっています。

CPIとPPIって何?

CPIは、消費者が買うモノやサービスの値段。

PPIは、企業が仕入れる段階の値段を見る指標です。

かなり簡単に言えば、

「まだ物価が高い」

という結果でした。

特に原油やガソリンなど、エネルギー価格の上昇が目立っています。

物価が高い状態が続けば、Fedは金利を下げにくくなります。

加熱してしまった経済を落ち着かせないといけないですからね。このまま物価が上がりインフレが続くと生活がきびしくなりますから。

場合によっては、

「まだ利上げが必要なんじゃない?」

という話まで出てきます。

金利が高くなると、米国債などでも利息を得やすくなります。

すると、利息を生まないBTCの相対的な魅力は少し下がります。

ETFからお金が抜ける+金利上昇への警戒。

今週のBTCには、両方から逆風が吹いていたわけですね。

アメリカでも利率が上がり、日本でも利率が上がる。
こうなるとドル円の動きも気になりますね。

アメリカ金利が下がってこれば、円高に動くと予想しやすいので、FXも勝ちやすくなるはずでしたが、わからなくなりました・・・


Ethereum(ETH):BTCより底堅い一週間

ETHは週初の約2,481ドルから、週末には約2,526ドルへ。

週間では約1.8%上昇しました。

BTCが下落する中で、ETHはプラス。

今週は少し強さが目立ちました。

その理由の一つとして見ておきたいのが、ETH現物ETFです。

ETH ETFは週間約1.97億ドル流入

ETH現物ETFは日ごとには流入と流出が混ざりましたが、週間では、

約1億9,690万ドルの純流入

となりました。

1.97億ドル = 305億3,500万円

特に9月11日は、約2億1,640万ドルの大きな流入です。

BTC ETFは週間流出。

ETH ETFは週間流入。

同じ暗号資産ETFでも、お金の方向が違ったんですね。

もちろん1週間だけ見て、

「BTCからETHへ完全に資金が移った」

と考えるのは早いと思います。

ただ、今週ETHがBTCより底堅かった背景を見るうえで、このETFフローの違いはかなり興味深いです。

来週も同じ動きが続くのか。

ここは確認したいと思います。


Zcash(ZEC):一時1,200ドル突破

そして今週、ComfyLaboで一番目立ったのがZcashです。

ZECは約1,025ドルからスタート。

週初の9月6日だけで、一時1,248ドル台まで上昇しました。

さらに週間高値は、

約1,293ドル。

週末は約1,156ドルまで戻りましたが、それでも週間では+12.77%です。

少し前まで500ドル前後を見ていたことを考えると、かなり値動きが大きくなっています。


ZECが上がった理由は?

ここが難しいところです。

今週、Zcash公式やElectric Coin Company、Zcash Foundationから、

「これが価格急騰の原因です」

と言える新しい大型発表は確認できませんでした。

これは結構重要だと思います。

Ironwoodへの移行。

Orchard問題からのセキュリティ改善。

Zcash ETFなどの上場商品。

プライバシー銘柄への関心。

こうしたテーマは続いています。

でも、これらの多くは今週突然出てきた材料ではありません。

つまり今回の上昇は、

既存の期待に、短期的なお金や市場心理が重なった可能性がある

くらいに見ておくのが良さそうです。

価格が上がった=中身が良くなった、ではない

自分はZcashの将来的なプライバシー需要に期待しています。

だから価格が上がるのは、もちろんうれしいです。

でも、

上がったから中身が良くなった。
下がったからZcashは失敗。

そんな単純な話ではないと思っています。

Ironwoodによるセキュリティ改善や、ウォレットの対応、シールドプールへの移行。

こうした中身は、価格とは別に追っていきたいです。

今のZECは1,000ドルを超え、一時1,300ドルに近づきました。

値幅がかなり大きくなっているので、少額投資家としては無理に価格を追いかけないようにしたいですね。

期待はする。でも、熱狂とは少し距離を置く。

今はそんな感覚です。

ただ、この急激な伸びを見ていると、もちろん一過性のものというわけではなくて、第二のBTCになるんじゃ何かという期待も出てきます。

BTCもこのくらいの価格の頃は、まだ資産としてみられていなかったんだと思いますが、その後3〜5年をかけて成長を続けていきました。

今チャートを見返せば、1,000ドル台はトンデモなく手の出しやすい価格だったので、ZECが数年後、管理人ような少額投資家に「あの頃買っておけば〜」なんて言われているんじゃないかと想像して未来を楽しんでいます。


初心者さん向け:ETFからお金が出ると、なぜ価格が重くなる?

今回、自分が少し整理できたのがETFの流出です。

現物ETFには、投資家からお金が入ってきます。

そのお金をもとに、BTCやETHの価格への連動を目指します。

つまりETFへ資金が流入すると、

BTCやETHへの買い需要が増える方向

に働きやすくなります。

逆にETFからお金が出続けると、大きな買い需要が弱まりやすくなります。

ただし、

ETFから1億ドル出たら、BTCもその分だけ下がる

という仕組みではありません。

仮想通貨市場には、

  • ETF
  • 先物
  • 暗号資産取引所
  • 大口投資家
  • ドル
  • 米国債金利
  • 株式市場
  • 地政学

など、いろいろなお金が同時に動いています。

今週のBTCも、ETF流出だけではありません。

CPI。

PPI。

原油高。

Fedの金利への警戒。

こうしたものが同時に重なっていたと考える方が自然です。

一方、ETH ETFには資金が入りました。

その違いがETHの底堅さにつながった可能性はあります。

「BTCもETHも仮想通貨だから同じ」ではなく、お金の流れを銘柄ごとに見る。

これが今週、自分が学んだところです。


今週の注目ニュースTOP3

1. CPI・PPIがインフレの粘りを示す

8月CPIは前月比+0.4%、前年比+3.4%。

PPIは前月比+0.4%、前年比+5.4%となりました。

物価が高い状態が続けば、Fedは金利を下げにくくなります。

来週のFOMCを前に、市場では金利への警戒が高まりました。

2. BTC ETFは流出、ETH ETFは流入

BTC現物ETFは週間で約4億6,270万ドルの純流出。

一方、ETH現物ETFには約1億9,690万ドルが純流入しました。

同じ暗号資産でも、お金の向きは同じではありませんでした。

来週もこの違いが続くか注目です。

3. ZECが一時1,200ドルを突破

ZECは週初に大きく上昇し、一時約1,293ドルまで上昇しました。

その後は1,100ドル台まで戻っています。

今週新しく大きな公式発表があったわけではないため、

「上がった理由」を無理に一つに決めない

ことも大切だと思います。


来週の注目ポイント

来週は、かなり重要な1週間になりそうです。

まず9月15日。

米上院ではCLARITY Actを前へ進めるための、重要な手続き採決が予定されています。

CLARITY Actはまだ成立していない

ここは注意したいところです。

CLARITY Actは下院を通過していますが、

上院はまだ通過しておらず、法律として成立もしていません。

9月15日に予定されているのは、審議を前へ進めるための手続きです。

「採決された=法律成立」

ではありません。

ニュースの見出しだけで判断せず、どの段階まで進んだのかを確認したいと思います。

そしてFOMC

9月16〜17日にはFOMCがあります。

日本時間では、9月17日午前3時ごろに政策金利の発表が見込まれています。

今回特に気になるのが、

Fedが物価高をどこまで警戒しているのか。

CPIもPPIも高め。

さらに原油価格も高い。

Fedが金利を据え置くのか。

それとも利上げへ傾くのか。

その後の議長会見も含めて注目です。

来週は、

  • CLARITY Actの手続き採決
  • FOMC
  • BTC ETFの流出が止まるか
  • ETH ETFの流入が続くか
  • BTCの76,000ドルと80,000ドル
  • ZECの1,000ドルと1,200〜1,300ドル
  • Zcashの開発・セキュリティ更新

この辺りを見ていきたいです。


管理人green_bambooの感想

今週は、

「BTCが下がったのに、ETHとZECは上がっている」

という少し分かりにくい一週間でした。

以前の自分だったら、仮想通貨を全部ひとまとめにして、

「今週は強いの?弱いの?」

くらいで見ていたと思います。

でも今回はETFを分けて見ると、BTCからは資金が出て、ETHには入っています。

同じ暗号資産でも、お金の向きが違う。

銘柄ごとに資金の流れを見る意味が、少しずつ分かってきた気がします。

そしてZEC。

上がるのはやっぱりうれしいです(笑)。

でも、今回のように新しい公式材料が見つからないときほど、少し冷静になった方がいいとも感じました。

自分がZcashに期待しているのは、

「将来、デジタルなお金にもプライバシーが必要になるのでは?」

という仮説です。

その仮説と、

「今週価格が13%上がった」

という話は別ですよね。

ニュースの見出しを見る。

価格を見る。

そして、

「これは本当に今週出た新しい材料なのか?」

まで確認する。

少しずつですが、仮想通貨ニュースの見方が変わってきた気がします☕


まとめ

今週はBTCが約-3.3%。

ETHが約+1.8%。

ZECが+12.77%でした。

BTCは8万ドルに定着できず、現物ETFから約4億6,270万ドルが流出。

一方、ETH ETFには約1億9,690万ドルが流入しました。

さらにCPI・PPIは、アメリカのインフレがまだしぶといことを示しています。

そしてZECは一時1,200ドルを突破しました。

ただし今週、新しい大型公式発表があったわけではありません。

値動きが大きい時ほど、

「なぜ上がったんだろう?」

と一度考えてみることが大切ですね。

来週はいよいよFOMCとCLARITY Act。

また市場が大きく動く可能性があります。

でも、大きなニュースが出るときほど焦って結論を出さない。

焦らず、煽られず、構造を見る。

コーヒーでも飲みながら、来週も市場を見ていきましょう☕


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免責事項

この記事は情報提供と管理人個人の学習記録を目的としたもので、特定の暗号資産の購入・売却を勧める投資助言ではありません。

暗号資産は価格変動が大きいため、最終的な判断はご自身の責任でお願いします。


主な参照先

Farside Investors:Bitcoin ETF Flow
Farside Investors:Ethereum ETF Flow
U.S. Bureau of Labor Statistics:Consumer Price Index, August 2026
U.S. Bureau of Labor Statistics:Producer Price Index, August 2026
U.S. Department of Labor:Weekly Claims
Federal Reserve:FOMC Calendar
Reuters:CLARITY Act関連報道
Yahoo Finance:暗号資産価格データ
Investing.com:BTC・ETH・ZEC価格データ
Twelve Data:価格データ

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