暗号資産で投資を始めた当時気付かなかったことがあります。あとから思うと大切なことでした。何かというと、暗号資産はレートのアップダウンが非常に大きく分単位で変わるため、その当時のレートで日本円になおすといくら使ったのかを記録しておかないとわからなくなってしまうということでした。
暗号資産は通貨としても使えるので、使うということがあるんですね。(FXで売買するドルやユーロではこれがありません。後述します。)
使った暗号資産が日本円になおすといくらになるかわからない
分単位で大きくレートが変わると何が起こるかというと、日本円になおすといくらの暗号資産を使ったのかがわからなくなります。
なぜこうなると困るかというと、正確な損益の計算ができなくなるからなんですね。
レートが変わると日本円にするといくら使ったかの金額が変わります。
例えば、イーサリアムを1ETH=100,000円の時に0.5ETH買ったとします。これを円になおすと50,000円をETHで持つことになります。その後、暗号資産を送金するため0.005ETHが手数料で必要なるとします。それを暗号資産で支払ったとすると100,000円x0.005=500円を使ったことになります。
ところが、ここでレートが下がって1ETH=98,000円に変わった場合は、98,000円x0.005=490円となります。つまり、そのときのレートで円になおすと使った金額が変わるんですよね。
ちなみに暗号資産の手数料は日本円で支払うことができません。
ドル円の場合はわかる
これが、ドル円などのFXや株式の売買手数料だとレートではなく、どのくらいの数量(通貨単位)を買ったのかに応じて手数料が日本円で決まるので計算がしやすいです。
例えば、DMM FXの場合ドル円の手数料(スプレッド)はだいたい0.2銭。10,000通貨を売買したら10,000通貨x0.002円=20円。1ドル=100円であっても、1ドル=130円であってもレートに関係なく通貨単位での手数料ですからどちらも20円となるわけです。
投資をするにあたって必要なこと
投資で大切なことの一つに、売買損益がどれだけ出ているかを把握することがあります。これがいくらなのかわからなければ儲かっているのか、損しているのかわからないですよね。
暗号資産は通貨としても使うことができますから、例えばopenseaでNFTアートを買うなどで、暗号資産そのものを使って購入することができます。
これが、ドル円などだと10,000通貨買ったからといってそのドルを使って何かを購入したりすることはできません。つまり、投資以外の使い道がないわけです。
ところが、暗号資産は投資以外のことに使うことができる。だからそのときのレートで日本円になおすといくら使ったかを計算しておかないと、日本円としていくら使ったかがわからなくなってしまい、正確な投資成績も分からなくなってしまうんですね。
暗号資産取引所では口座に日本円になおすといくらの暗号資産があるかは表示されますが、使った暗号資産を日本円換算して表示する機能はありませんから。
暗号資産の投資を始めた当初はそんなこと知らないし、気にもしていないので、その時のレートなんて気にせずに暗号資産を使ってしまいます。
そうすると、後で、「あれ?今どれだけ暗号資産で儲かったのか、損しているのかがわからない」ということになります。
解決策
これを後からでも解決してくれるのが、コインチェックの過去レート検索の機能でした。
このサイトでは、何月何日の何時何分のレートが検索できるようになっています。
そう、分単位でわかるのでおどろきました。
例えば、2021年1月1日20時09分のETH(イーサリアム)のレートは75,405円。2022年7月30日20時09分のレートは225,446円。それぞれ当時0.005ETHを使っていたとすると、2021年1月1日の場合は75,405円x0.005ETH=377円、2022年7月30日の場合は225,446円x0.005=1127円。約3倍もの違いがあることがわかりますよね。
暗号資産を使ったときのレートを調べることで、円になおすといくら使ったのかの正確な計算ができるようになります。そうすると、正確な投資成績も分かるようになります。また、1年半でETHの価値が3倍くらいになっていることもわかりますね。
まとめ
こんな感じで、手数料を日本円になおすといくら使ったかを記録していなくても簡単に知る方法がコインチェックにはあります。
正確な資金管理の記録は投資に欠かせません。しっかり管理して損益を把握してみませんか?
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